社会影響
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マチズモが根深いメキシコの特徴を解説

うさぎ

メキシコでマチズモが根深い理由

メキシコは元々、アステカ王国時代より女性も商売を行うような国でした。しかしスペインに植民地支配が行なわれてから、欧米諸国のマチズモ・マッチョイズムが入ってきたことで、女性が政治・社会から追われるようになりました。

欧米諸国から渡ってきた多くが男性であったことと、カトリックにある「女性は家庭に」という考え方が広がったことが背景です。

そこから、近年に至るまで女性差別は続いています。「フェミサイド」という言葉があるように、女性差別や蔑視は激しく、男性による女性の殺害は判明しているだけでも年間900件は発生しています。特に最多であった2019年には抗議活動を通じたモニュメントがメキシコシティに建てられるほどでした。

植民地を通じて、マチズモはメキシコの中に文化として根強く残ってしまったのです。

メキシコにおける直近の変化

しかし、近年少しづつではありますがマチズモ文化を変えようとする動きが出てきています。

2024年6月に行われた大統領選で、初めての女性大統領が生まれました。議会議員の女性比率を50%にする法律も制定されています。男性優位が当たり前と根付いている中で、女性の意識改革を促すようなプログラムも生まれてきています。

女性議員が増えていくことで、仕組みが変わり、意識変革が生まれることでマチズモ文化が少しづつなくなっていく予感がしています。

まとめ

日本だけでなく、メキシコをはじめとする中南米、もちろん欧米にもまだまだ多くのマチズモは残っています。日本が見本となれるよう、日々マチズモ文化を減らしていけると良いですね。

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