鬼滅の刃がマチズモと言われる理由を解説
マチズモとは男性優位主義という意味で、男性にとって有利・優位に生きやすい社会を指します。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
鬼滅の刃が流行した際、マチズモの社会を体現しているという口コミが見られるようになりました。そこで本記事では、鬼滅の刃がマチズモと言われる理由やそれに反証するような口コミ・事実を解説します。
鬼滅の刃がマチズモと言われる理由
1.男らしくあれ
「男だから強くあれ」「弱さや涙を見せるな」と、男らしさを主張する場面が多々出てくることより、マチズモを感じるといった意見が見られました。
このように男であるマッチョイズムを押し出している点がマチズモを感じる方もいたようです。
2.「長男だから」というセリフ
主人公の竈門炭治郎はさまざまな場面で「長男だから」といったセリフを発します。家庭の中で、長男こそが家を守るという「家制度」を思い浮かべる人も多かったのではないでしょうか。
家庭において、長男が一番偉くあれという点に(直接漫画内に記載はない)マチズモを感じてしまう方がいたようです。
鬼滅の刃はマチズモではないという反論
1.時代設定が大正である
大正時代を描いていることから、その時期の関係性や文化を描いているため、現代とは異なる点が出てきているのではという声が多く見られました。
大正時代の設定の中で、現代の価値観を無理やり押し付けてしまうことに対する違和感を感じている人が多い印象です。
2.男女関係なく、実力主義である
バトルシーンが多い鬼滅の刃ですが、男女関係なくそれぞれの特徴を活かしながら戦っているという評価が多く見られました。例えば柱には「甘露寺」や「胡蝶」のような女性も多く描かれていることから、いわゆる男性がトップを牛耳っている世界とは異なる点もわかります。男性が後方支援している場面もまた印象的ですね。
また、マチズモ思想によくある「男性は女性を守るべき」という思想とは異なり、主人公の妹である禰豆子も炭治郎と一緒に戦うことからも、性差別のない社会を描いているという評価も目立ちました。
まとめ
鬼滅の刃という大ヒット漫画・アニメだからこそ、さまざまな視点からの意見が見られました。正解があるわけではなく、各々の視点から見た考えや思いです。
漫画やアニメといったメディアを通じて、改めてマチズモを考える機会にしてみるのも面白いですね。